2019年10月16日(水)に「Pythonもくもく会第2弾」を開催しました。第一弾での好評を受けての第2弾の開催で、今回も充実した会になりました!

是非是非みなさんにももくもく会の良さや雰囲気を知っていただきたく、この開催報告を書いております。この開催報告を読んだ皆様がもくもく会はどんなもので、どんな雰囲気で、どんな人が参加しているのか今回のもくもく会を例にして知っていただければ幸いです。

主催者・メンター: 堀江 光

株式会社ライトマークス 取締役 CTO

慶應大学理工学部情報工学科卒業、同大学院博士課程修了。博士(工学)。在学中の 2011 年に現代表の殿崎と株式会社ライトマークス設立、代表取締役就任。ライトマークスの経営を 7 年以上牽引した後、2018 年、取締役 CTO に就任。
システムソフトウェアの研究経験や、インフラからフロントエンドアプリケーションまでの幅広い開発経験を活かし、自社製品の開発や他社の技術支援などに従事。

モデレーター:中村 耕一朗

ゼロイチCafeスタッフ
東京工芸大学 芸術学部 インタラクティブメディア学科 3年

大学ではソフトウェアデザインの研究をしている。2018年頃からプログラミングを始め、2019年8月から Web のフロントエンドエンジニアとしてインターンをはじめる。デザイナーとしても活動していて、最近では自社のコーポレートサイトを Nuxt を使ってイチからリニューアルした。


もくもく会とは

もくもく会とは読んで字のごとく、もくもくする会のことです。集まって黙々とそれぞれが作業に集中して取り組む会のことになります。主にエンジニアの方が行うことが多いものですが、最近ではデザイナー向けのもくもく会など、様々な分野で参加者同士の交流を深めるために開かれています。

もくもく会のメリットとは

他の人と作業するぞ!という雰囲気で取り組むので適度な緊張感が得られます。一人ではダラダラしてしまう作業をこのように集中的に取り組むと想像以上に負担なく進めることができたりします。特にテスト前などに集まって勉強する習慣があった人はとても楽しめるのではないでしょうか。

また、自分にはないスキルを持った方と交流することも可能です。これには3つのメリットがあります。一つ目は自分がわからないことを得意な人に教えてもらえること、二つ目は自分が教えることで理解を進められること、三つ目は他の人がもくもくしている内容を聞いて自分の興味の幅を広げられることです。

どうでしょう、もくもくしたくなってきたでしょうか?

今回もハマった時に質問をすると一瞬で解決することもあり、尊敬を感じると共に自分一人でやるより圧倒的に効率がいいなと感じる場面が何度もありました。また、自分で質問をする際に相手に伝えるために状況を整理するだけで自分のミスに気づくこともありました。

今回参加者の人が取り組んでいたのはVue.jsを用いたアプリケーションの機能の拡張やDockerの学習、AR開発の導入などでした。やはり自分と違う技術や経験を持っている人が作るものを見るのは勉強の方向性としてとても刺激を得ることができます。そして自分と近しい経験年数や年齢の人が作っているサイトや成果物のクオリティを見ると自分もまだまだがんばらなきゃなというモチベーションになります。

雰囲気
自己紹介の様子

もくもく会の雰囲気は集まった人によって変わります。あまり交流せず結果にコミットするタイプのもくもく会もあれば、交流がメインでモチベーションアップや人間関係構築が目的の会もあるかと思います。

今回のもくもく会は二つのいいとこ取りになったように感じています。前半にじっくり自己紹介をして、仲良くなった上でそれぞれが集中しながらも質問しやすい環境を作ることができました。

本題からは逸れるのですが、自己紹介というのは聞くのもするのも面白く、どうすれば他の人に興味を持ってもらえるかと考えながら話すのも、興味深い話をする人に突っ込んだ質問をするのも非常に楽しいなと感じています。みなさんも定期的に面白く自己紹介をする習慣を持ってみてください!きっと楽しくてどこかで役立つと思います。

教えあいながら作業を進める参加者たち

もくもくする時間ではそれぞれが集中して作業に取り組みます。会の時間も決まっているので限られた時間で成果を出すためにいつも以上に効率を考えて本気で取り組むことができます。とはいえ質問したり話したりできるのもこの時間だけなので、交流で得た知識を生かしながらふと考えたことなど口に出してみましょう。意外な角度から解決方法を返してもらえたりします。

どんな人が参加してるの?

もくもく会に参加する人は一般的にはエンジニアの場合が多いです。ただやはり開催するコミュニティの属性次第で参加者の層は変わってきます。

今回のもくもく会で参加してくださった方について簡単に紹介すると

  • 主にDjangoやPythonを用いて開発を行っていて、スクレイピングツールなどを開発した経験がある方。現在は新しくサイトを構築する予定でDockerの勉強を行っている。
  • ベンチャー企業にて一人でエンジニアリング全般を担当している方。普段は業務自動化やコーポレートサイトの作成を行なっている。最近はDjangoのREST フレームワークを使用してAPIの実装などを行なっている。
  • 中学生の頃からプログラミングに触れ20年近い経験がある方。競技プログラミングの経験があり、最近はスクレイピングツールを作成したり、アルゴリズムを考えることにハマっているそう。
  • 普段情報系の研究室でソフトウェア工学について研究をしている執筆者の私です。普段はJavaを用いてソフトウェアテストの自動化の高機能化について研究しています。PythonはAPIの操作をしたり、アルゴリズムを勉強する時に使用しています。

このような様々な経験をお持ちの方々が参加してくださいました。スキルの種類やレベル感が様々な方が参加してくださると会として盛り上がるので方向性やレベル感が心配な方も気にせずご参加いただくのが良いと思います。教える側にも教わる側にもメリットがあるのがもくもく会なので熟練者の方も、初心者の方もご参加お待ちしております。

結び

最後までお読みいただきありがとうございます。少しは皆様がもくもく会について知る一助になったでしょうか?なった人はぜひご参加いただければと思いますし、ならなかった人は全然わからないよ!とご参加して体験してみていただければと思います。それでは皆様のご参加心よりお待ちしております。

ご参加お待ちしております

執筆者プロフィール
慶應義塾大学4年 小松祥也
大学ではソフトウェア工学を学んでいます。ゼロイチCafeに来てくれた方の交流を活発にしてより深く学べる環境づくりをしていきたいと思います。

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